HDMI音声分離器を使って音が悪いモニターを有効活用する

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家族でタブレットを使って映画を見ていたときに画面が小さいので迫力がなく、音も良くないというクレームを受けました。(タブレットだもん…)

そこで余っているモニターを有効活用して、少しでも大きい画面で楽しく見れるようにと準備したのですが、モニタースピーカーの音が思ったより悪く、音量を上げても聞き取りにくかったので外部のスピーカーを購入しました。
これで満足してくれるだろうとウキウキしながら接続しようとしたところ、なんとイヤホンジャックが無いモニターでした…。

というわけでHDMI音声分離器の登場です。

目次

HDMI音声分離器とは

名前の通りHDMIから音声を取り出して外部スピーカーに出力できます。
音声の出力方法は機器によって様々ですが、2ch、5.1ch、アナログRCA、光デジタルなど色々あります。

購入した製品

スッキリとした作りになっていて、幅110mm x 奥行き60mm x 高さ19mm と手のひらに収まるぐらいの大きさになっています。
カバーはアルミなので放熱はバッチリです!と言ってもそこまで熱くなったことがないです。
電源はUSBとDCジャックの変換ケーブルになっています。

前面
背面

前面右側にあるEDIDボタンを押すとモードが 2ch / 7.1ch / PASSの順で切り替わります。

背面は接続端子だけになっているのでケーブルの取り回しや設置場所に困らない作りになっています。
接続端子が前面と背面になっている製品もあるため、購入を検討する際はこういうところも気にしたほうがいいかもしれません。

スペック

  • 入力ポート:HDMIポート×1(タイプA メス)
  • 出力ポート:HDMIポート×1(タイプA メス)、光デジタルポート×1、3.5mmステレオポート(AUX)×1、同軸×1
  • HDMI規格:HDMI 2.0
  • HDCP規格:HDCP 1.4
  • HDMI解像度:4K*2K@60Hz、1080P@60Hz、3D映像対応
  • 対応ビデオカラーフォーマット:24bit/30bit/36bit
  • 対応音声フォーマット:DTS-HD/DolbytureHD/LPCM7.1/Dolby-AC3/DSD
  • 帯域幅:10.2Gbps/340MHz

スペックを見てもチンプンカンプンで普通に使えるぐらいの製品だと思っていますが、注意すべきところはHDMI解像度の@60Hzでしょうか。
この製品をPC接続で使用する場合は映像フレームレートが60Hzになるため高フレームレートのモニターは活かせなくなります。
念のためにBenQ EX2510で試したところ、2ch / 7.1chは60Hzになり、PASSであれば入力信号をそのまま使うため高フレームレートの144Hzで使用できました。

対応音声フォーマットに関しては詳しくないので何とも言えませんが、どのモードでも下図のようになっていました。

あと試していないため正確な情報ではありませんが、HDCP 1.4なので4KでTVやNetflixなどのコンテンツは見れないと思います。(確かHDCP 2.2が必要なはず)
PCの映像を4Kモニターに映すとかであれば問題ないかと思います。

使ってみた感想

やはり接続端子がすべて背面で管理できるので全体がスッキリします。モニター裏にくっつけてもよさそうですね。

音に関しては、3.5mmジャックをヘッドフォンで聞くと結構ホワイトノイズが気になりますが、スピーカー(0.6w + 0.6w)だと気になりませんでした。遅延は分からなかったので大丈夫だと思います。
光/同軸デジタル端子は残念ながら機材がないため不明です。

ちなみにスピーカーはLogicoolの定番商品?みたいなものにしました。

安めのスピーカーですがモニタースピーカーより聞き取りやすい音になったので家族は満足しています。

最終的にHDMI接続の機器が増えたためHDMIスプリッターを購入することになり、見栄えが悪いのでケーブルボックスに全部詰め込んでそこそこまともな環境が出来上がりました。

私の場合はモニターが余っていて音が悪いためHDMI音声分離器を購入しましたが、ゲームなど別の用途でも使える製品なので何か思いついたら試してみる価値はあるかなと思いました。

ただ製品同士の組み合わせによっては正常に動作しないことがあるようなので、購入時は説明やコメントなどをしっかり見て判断したほうがよさそうです。

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