PCとSwitchのコントローラーはこれ1つでOK!8BitDo Ultimate Bluetooth Controller

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PCとSwitchで別々のコントローラーを使っていて、なんとかこれを1つにしたいと思っていたのですが、ようやく納得できるコントローラー『8BitDo Ultimate Bluetooth Controller』が見つかりました。(公式サイト)

このコントローラーは8BitDoというレトロゲームコントローラーを模した製品を作っている企業から販売されています。

結構前にFC30 GamePadというファミコンのコントローラーにそっくりな製品を購入したことがあって、クオリティーの高さにびっくりしたもんです。

そんなこだわりの強い企業からPCとSwitch、それにSteam Deckでも使えるコントローラーが発売されていたので期待して購入してみました。

そして使ってみた結果、今まで使っていたPCとSwitchのコントローラーがいらなくなりました!バンザイ!
少しだけコントローラー沼に浸かりそうな状態だったので助かりました。

目次

製品について

内容物は、コントローラー、充電スタンド、2.4GHzレシーバー(充電スタンド内)、USB-C to Aケーブル、取説が入っていました。

コントローラー

前面

アナログスティックは柔すぎず固すぎずで丁度いいぐらいだと思います。

センサーにはドリフトが起こりにくいと言われているホールセンサーが採用されているとのことです。詳しくは以下のリンクを参照してください。

十字キーは誤入力しにくくできている感じで、久々にしっかりとした十字キーを触った気がします。これぞ十字キー!そんな感じです。

XYBAボタンは丸みを帯びているので指に当たる感覚はXboxと同じ感じです。
ボタン配列はSwitchと同じになっています。Xbox配列が良かったなぁ…。

Switch配列
Y X
B A

Xbox配列
X Y
A B

スティックについて

話が少しそれますが、使う人によってはスティックと指が擦れて白っぽくなるのでスティックカバーを付けたほうがいいかもしれません。下図のスティックカバーはこちらの商品(Amazon)です。これ系の製品はこんなもんだろうと思いますが、完全にフィットせず僅かに隙間があるため、強めに力を入れた場合に取れてしまいます。私は軽く操作するタイプなので経験がないですが、無理に力を入れたら取れたので一応注意したほうがいいです。

ちなみに半年ぐらい使って分かったことですが、このカバーを外したらスティックの先端がテカってました…。普通に使っていたとしてもコーティングは剥げるので同じことになってそうですが、何かモヤモヤします。

半年後

また、スティックが摩耗したりカチカチ音が気になる場合は、スティック保護リングを付けても良いかと思います。今回初めて試したら静音になったので結構気に入ってます。
保護リングは厚みによって賛否両論あり、0.1mmだと「切れやすい」、逆に0.5㎜だと「スティックを限界まで倒してもMAXにならない」などと言われています。

0.1mmは流石に薄いと思ったので、0.3mmと0.5mmを試したところどちらも正常に動作しました。ただ0.5mmはデッドゾーンギリギリだったので個体によっては調整が必要になるかもしれません。

0.3mmはAliExpressで購入したもので、0.5mmは鬼エイムの保護リングです。

鬼エイムの保護リングはシリコンの引っ掛かりが少ないので使いやすいと思います。

背面

カチカチタイプのスイッチ(P1, P2)が付いていて、少し力を入れたら押してしまうので柔めだと思います。慣れないうちは誤爆しそうな感じです。

中央のスライドスイッチでBluetoothと2.4GHzを切り替えられます。

その下の3つの点は充電スタンド用の接続端子です。

グリップは滑り止め加工が施されています。溝が深くないのであまり引っかかる感じはしませんが、この加工方法は結構好みです。

上面

L, Rは気持ち固めで深い感じがします。これは個体差だと思いますが若干引っ掛かりを感じる場合があります。

L2, R2は押し込み具合で判定が変わるトリガータイプで、設定アプリからデッドゾーンを変更することができます。

左にペアリングボタン(Bluetooth用)、中央に有線接続のUSB-Cポートです。

下面

Switchと同じでプレイヤーランプだけになっています。

各ボタンの機能名

各ボタンの機能名は下図の説明書を参考にどうぞ。英語版はこちら(PDF)

少し分かりにくい機能だけ抜粋してます。

アスタリスクターボ切り替え。任意のボタンを押しながらアスタリスクボタンを押すと連射モードになり、もう一度同じ手順で解除できます。
設定ボタンプロファイル切り替え。
ペアボタン Bluetoothでペアリングするときに使用します。

充電スタンド

ただの充電スタンドかと思いきや、実はよく考えられていて、充電器と2.4GHzレシーバーが合体しています。

結局どうなるかというと、充電スタンドをUSBケーブルでPCやSwitchに接続しておけば、ゲームをするときは2.4GHzレシーバーが動作し、コントローラーをスタンドに置けば充電されるようになります。

便利です!

では、Bluetoothと2.4GHzの接続方法があり、どちらをSwitch/PCに繋ぐべきか?という話になります。
これは以下のサポートしている接続方法を見るとよく分かります。

サポートしている接続方法

公式サイトのサポートしている接続方法を見ると以下のようになっていました。

CompatibilityConnection mode
Nintendo SwitchSwitch(BT/2.4G/Wired)
Windows PCX-input(2.4G/Wired)

Switchは『Bluetooth / 2.4GHz / ケーブル』で、
Windowsは『2.4GHz /ケーブル』です。

このようにSwitchだけBluetoothをサポートしているので、SwitchはBluetoothWindowsは2.4GHzで接続するのがよさそうです。
というか、Switchのスリープ解除がBluetooth接続時のみのようなので、どうしてもこの接続方法になってしまいます。
スリープ解除は『コントローラーを数回振る(シェイク)』という変わった方法になっています。最初は分からなくてredditサポートのFAQを見たら書いてありました。

ちなみにSwitchに2.4GHzで接続する場合は、Switch本体の設定『Proコントローラーの有線通信』を『ON』にする必要があります。

あとBluetoothでAndroidとiOSに繋げることも可能でした。両方ともコントローラーチェックアプリで動作確認済みです。

※ 後述でWindowsとBluetoothで接続ができることは確認済みです。なぜサポートしていないのか理由が分かりませんが、もしかしたらBluetoothレシーバーによって動作しないことがあるからかもしれません。200円ぐらいの安物を使ったら認識しなかったです。

次は設定アプリについてです。

設定アプリについて

設定アプリ『8BitDo Ultimate Software』を使えば、背面パドルスイッチに限らず各ボタンを置き換えたり、スティックやトリガーのデッドゾーンを調整することが可能でした。

プロファイルは、2.4GHz(Windows)で3つ、Bluetooth(Switch)で3つ作成できます。

設定アプリはPC、iOS、Androidがあるようで、今回はAndroidアプリで試してみました。アプリのダウンロードはこちらからできます。

アプリのバージョンは1.3.3、コントローラーのファームウェアは1.03です。

アプリとコントローラーを接続

アプリを起動してスマホに接続されると、上図の画面が表示されるので画面をタップして次に進みます。スマホのBluetoothをONにしておく必要があります。

次はWindows(2.4GHz)かSwitch(Bluetooth)のどちらのプロファイル設定を行うか決めます。
製品やアプリで『2.4Ghz、Bluetooth、Windows、Switch』など言葉がバラバラなので統一してほしいところですね…。

設定方法は2つありますが、たぶん右側のMoreSettingsだけしか使わないと思います。
何故かと言うとMore Settings内でButton Mappingと同じことができるからです。たぶんButton Mappingは画面が小さい人向けな気がしますが真実は分かりません。

Button Mapping

Button Mappingの画面です。

視覚的に分かりやすいインターフェースでボタンの置き換えができます。変更後は右下の『Sync to device』を押すとコントローラーに反映されます。

More Settings

プロファイルを選んで細かな調整を行うことが可能なのでこちらの方法がオススメです。
各タブごとに説明します。

Profile

設定を行うプロファイルを選択します。3つまで作ることが可能です。

Buttons

ボタンの置き換えができます。Button MappingのFrontとBackがまとめてあるのでゴチャゴチャしているように見えますが、よく見れば普通だと思います。

Sticks

スティックのデッドゾーン調整や左右反転などが設定できます。

InvertX 左右(X軸)を逆にします
InvertY 上下(Y軸)を逆にします
Swap Sticks LスティックとRスティックを入れ替えます
Swap D-Pad and Left Sticks LスティックとD-Padを入れ替えます
Disable Deadzone デッドゾーンを無効化します
(デッドゾーンの最小値がなくなるのでプルプルする?)
Dpad Four-way Output OnlyD-padの斜め入力ができなくなります

D-padの斜め入力ができなくなる機能は、RPGとかのコマンド選択で誤入力を防げるので地味に便利そうです。

Triggers

L2, R2のデッドゾーン調整と入れ替えができます。

Vibration

バイブレーションの強さが調整できます。

Macros

各ボタンごとにマクロを組むことができます。
アプリバージョンv1.3.3では編集方法に癖があり、一度決めた項目は変更することができません。
例えば、上図の一番最初の『↑』を違う項目に変更するなら内容を全て削除することになります。そのうち改善されるといいですね…。
マクロを起動するボタンやディレイ時間の変更は可能です。

Settings

言語変更、ファームウェアの更新ができます。

Windows版アプリ

2.4GHzで繋げばWindows版アプリが使えます。画面が大きいのでデッドゾーンの細かい調整はしやすいと思いました。入れておいて損はないですがスマホアプリで十分な気もします。

特殊機能の使い方

設定可能なボタンの中にTurbo、Hold、Swapという特殊なボタンがあります。勝手に特殊機能と言っています。

この3つの機能は『任意のボタンを押しながら特殊機能ボタンを押す』と有効/無効を切り替えることができます。

例えば 『Aボタンを連射』にしたいなら『Aボタンを押したままTurboボタンを押す』と有効化されます。
これでAボタンを押すと連射され、機能が有効化されいることを知らせるためにホームボタン周辺のLEDが高速点灯します。
無効にするときは同じ操作をもう一度行います。

HoldはTurboの逆で、ボタンを押していない間は連射状態になり、ボタンを押すと押していないことになります。

Swapは2つのボタンを入れ替えることができます。例えば『AとBを入れ替えたい』なら『AとBを押したままSwapボタンを押す』と入れ替わります。ついでにTurboが有効になっているとそのまま引き継がれます。

Swapを使いたくなる場面ってどんな時だろう…と思いつつも面白い機能だと思いました。

最後に何となく無線接続の違いを調べてみました。

無線接続の違いについて

PCに2.4GHzとBluetoothで無線接続を行ってどのように認識されるか違いを調べてみました。

2.4GHz

2.4GHzでPCに接続すると、デバイス名は『Ultimate Wireless Controller』で、Steamのコントローラー判定は『Xbox Oneコントローラー』で認識されました。
Xbox OneなのでZ軸(L2, R2トリガー)の押し込み具合を判別できるようになっています。

Bluetooth

サポートされていないBluetoothでPCに接続すると、デバイス名は『Wireless Gamepad』で、Steamのコントローラー判定は『Nintendo Switch Proコントローラー』で認識されました。

結論:無線の接続方法で認識が異なる

2.4GHzがXboxコントローラーBluetoothがSwitchコントローラーで接続を行うことが分かりました。これが分かって何か得することは殆どないです…。

おわりに

細部までこだわりのある非常によくできたコントローラーだと思いました。PCとSwitchのコントローラーをまとめるならオススメしたい製品です。
コントローラーのプロフェッショナルではないので「絶対コレがオススメ!」とは言えませんが、一般的には十分過ぎるレベルだと思います。

個人的に1つ残念なところは、ボタン配列がSwitch固定なので、PCでボタンを見てしまうと混乱しそうなことぐらいでしょうか。主にPCゲームをしているのでボタンが交換できたら嬉しかったですね。

※ 購入の際は全く同じ形でBluetooth機能がないモデル(ABXYの色がカラフルになっている)があるので注意してください。

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コメント

コメント一覧 (14件)

  • スリープ解除の方法ですが、コントローラをシェイクするということでしょうか?

    またこれはBluetooth接続、2.4Ghz接続共に可能なのでしょうか?

    • Switchのスリープ解除はコントローラーを2, 3回シェイクすると解除されます。
      また、Bluetooth接続のみ可能でした。
      説明に追記しておきます。ありがとうございました。

  • このコントローラーでYボタンを押すとABXYボタンが同時押しされてる判定になったりと、ボタンを一つ押すだけで複数の場所が押されてる判定になる現象は何か分かりますか?
    ちょくちょくそんな現象が確認されてます。
    自分も一つだけその個体に当たった事があるんですが初日は普通に動かせて2日目にやろうとしたらおかしくなってました、マクロ等の設定は触ってません。

    • その現象は発生したことがないです…。
      改善するか分かりませんがコントローラーのファームウェアをもう一度入れ直してみてはどうでしょうか?
      1. スマホアプリの「Ultimate Software」を起動。
      2. コントローラーの「L+R+HOME」を少し長押し。USB-Cコネクタの右にあるランプが赤で点滅する。
      3. スマホアプリにファームウェア更新のメッセージが表示される。
      Androidを使用しているのでiOSやwindowsの場合はどうなるのか分かりません。

      ダメならサポートに問い合わせるのがいいかと思います。

  • こちらに問い合わせするのは、
    正しくないと思いますが、
    なにぶん英語が、ダメなので(^_^;)

    P-1ボタンを任意のボタン設定にして
    ターボをかける方法をご存知ないでしょうか?

    • P1ボタンを押しながらターボボタンを押すと動作するはずです。
      正常に動作しない場合はプロファイルが壊れているかもしれないので、プロファイルの削除、新規作成をしてみてはどうでしょうか。

  • コメント失礼します。
    Switch有機EL版にて使用しているのですが2つ程お尋ねしたい事があります。
    ■2.4GHzのアダプターをSwitchのUSBに接続、又はこのコントローラーの充電スタンド内初期位置に取り付け+USB-cでSwitchへ接続しコントローラー背面の2.4へ切り替えてますがいずれも認識しません。
    正しい接続方法を教えて頂きたいです。

    ■連射機能がうまく作動できません。
    アスタリスクボタンにturboを設定しAを連射したいが説明通りの操作方法でも単発になってしまいます。

    認識が低くて申し訳ないです。
    解決法を教えて頂きたいです。

    • 有機EL版も同じか分かりませんが、2.4GHzでSwitchと繋ぐ場合は、本体設定の「コントローラーとセンサー」→「Proコントローラーの有線通信」で「ON」に切り替えると動作するはずです。
      連射機能については連射にするボタンを押しながらターボボタンを押すだけのはずです。プロファイルが間違っているとかないでしょうか?

  • 以前より注目していたコントローラーなのですが数点質問良いでしょうか?
    ゲーム中にしばらく放置しているとコントローラーがスリープモードになってしまうのはサードパーティー製のものではよくあるのですが、こちらも放置していれば切断されますか?
    また切断されるのであればそこからの復帰はどれくらいかかりますか?
    主にPCでの使用を前提としているのですがロジクールのF710を愛用していて、F710なら切断からの復帰は0.〇秒とほぼタイムロス無く復帰でき、これと同じ復帰能力のコントローラーを探しています。

    • Bluetooth接続でテストしたところ15分で電源が落ちました。たぶんスリープはないと思います。
      電源を入れ直して約3~5秒以内で再接続できました。

  • 0.3mmのスティック保護リングは、最後に紹介していた鬼エイムですか?

    • 記事の途中で紹介している0.3mmの保護リングは鬼エイムではありません。鬼エイムの保護リングは0.5mmになっています。
      最近、鬼エイムの保護リングに付け替えてテストしていますが、使いやすかったのでオススメです。

  • 今回紹介したアナログスティク保護カバーと鬼エイムはSwitchの純正プロコンにも使えますか?

    • プロコンを持っていないので間違っていたら申し訳ありませんが、プロコンとスティックサイズが同じだったはずなので大丈夫だと思います。
      一応軽く調べたら保護カバーは類似品を見ると対応してそうですし、鬼エイムの保護リングも商品説明詳細に対応と書いてあります。

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