モンハンワイルズの要求スペックに達していなかったので4060 Tiを購入しました

2024/11 ベータ版のフレームレートを追記しました

2025/02 ベンチマークを追記しました

友人から「一緒にモンハンやろうよー」と誘われ、楽しみに待っていたPC版モンハンワイルズの動作環境が公開されてビックリ！

最低動作環境を見ると、グラボがGTX 1660 Super、グラフィック設定は「最低」、解像度はアップスケール1080p(ネイティブ解像度720p)、そしてフレームレートは30fpsです。30…。

このスペックが最低ラインというのは、要求スペックが結構高いと思いましたが、どうやらPS5をベースに開発していたらしいので基準が上がってるってことですかね。
そう考えると、PS5のグラフィック性能と比較して、格段に劣るGTX 1660 Superで動作するだけ良かったのかもしれません。アップスケール1080pがどれだけ綺麗か気になるところです。

そして推奨環境のグラボは、RTX 4000番代だと4060で、グラフィック設定は「中」、解像度は1080p(フルHD)、フレームレートは60fps(フレーム生成使用)となっていました。フレーム生成使用でコレってやっぱり要求スペック高いですよね？

この条件を満たせないユーザーは結構多いと思うんですがどうなんでしょう？私自身もその一人で、最低動作環境に達していないGTX 1650 Superを使用しています。古っ！
このスペックだと動作してもたぶんカックカクで楽しめないはずなので、これを機に新しいものに買い替えることにしました。

推奨環境と同じ4060にするか、少し余裕をもって4060 Tiにするか、長い目で見れば4070 Superが良さそうですが、この辺りから値段がとにかく高い！お求めやすい価格なのかもしれませんが、時々ゲームをするぐらいなので、どうしても高く感じてしまいます。

というわけで、迷いに迷って購入したのが4060 Tiです。

購入した製品

製品名はGigabyte GeForce RTX 4060 Ti WINDFORCE OC 8G (GV-N406TWF2OC-8GD)。

これなら少しだけ余裕があるので、もしかしたらグラフィック設定「高」イケるかも？
それよりもフルHDの60fpsで安定動作させたいところです。

気になるお値段は、楽天のJoshinでポイントが沢山付いて実質5万円ぐらいで購入できました。高い…。

この製品には新バージョンのGV-N406TWF2OCV2-8GDもあるようで、詳しい違いは分かりませんが、映像端子が変わっていたりするようです。

それでは、久々のグラボ購入なのでワクワクしながらオープン！

うーん…。

ちゃんとグラボを支える取り付け方をすると、右側が下がって真っ直ぐにはならないですね。頑張れば真っ直ぐにできそうですが諦めました。

正直これを付けるより、棒状で支える製品の方がいいと思いました。あれはマグネットが付いてて倒れないでしょうし、位置の調整もしやすいので。

お気に入りポイント

ベンチマークなどは他の方がやっているのでお任せするとして、この製品で個人的に嬉しい機能を挙げるなら、低負荷時にファンが止まる「セミファンレス」になっているところでしょうか。防音性がほとんどないケースを使っている人にはとてもありがたいです。
興味本位でファンが回りだす温度をHWMonitorで監視したところ、52℃から1000RPMぐらいで回り始めて、40℃ぐらいで安定してくるとファンが停止しました。エアフローが良いケースならブラウジングぐらいでファンが回ることはなさそうです。

あと消費電力が気になるので確認したところ、アイドル時で15Wぐらいなので電気代の心配をする必要はなさそうです。下図のMinがアイドル時、Maxがゲーム時の状態です。

2024/11 ベータ版でフレームレートはどれぐらい？

RTX 4060 Tiを使用したフルHD環境では、フレーム生成をONにすれば安定して60fps以上をだすことができました。また、フレーム生成をOFFにした場合でも、画質を調整すれば場所によっては60fpsを維持できる状況でした。

以下に計測した結果を書いていますが、計測の仕方は曖昧なもので、画面をグルグル回して大体これぐらいだった、という内容なので参考程度でお願いします。

グラフィックプリセットは「ウルトラ, 高, 中, 低」で行い、アップスケーリングモードは「パフォーマンス」です。

PC環境はCore i5-13500, メモリ32GB, RTX 4060Tiです。

街中

約10人以上のプレイヤーがいる場所では、少々重たいようでフレーム生成OFFだと60fpsを切ってしまいました。

プリセット	フレーム生成 ON	フレーム生成 OFF
ウルトラ	60	35
高	80	40
中	85	45
低	90	50

フィールド

プリセット	フレーム生成 ON	フレーム生成 OFF
ウルトラ	100	50
高	110	65
中	120	70
低	135	75

それなりにオブジェクトはあるものの、街中よりも軽い場所だったのでfpsは高めになっています。
フレーム生成OFFでも遊べる感じで、プリセットを「中」にするなら約60 - 70fpsで、大型のモンスターと戦ってみても同じぐらいでした。ソロでこれなので他のプレイヤーが入ると60fpsを維持するのは厳しいかもしれないですね…。誰かが検証してくれるでしょう。

WQHD (2560×1440) でプレイできるか

遊べますが画質によってはVRAMが足りなくて描画が省略される場合があります…。ウルトラ設定はVRAMが完全に足りてないので厳しいです。

プリセット	フレーム生成 ON	フレーム生成 OFF
ウルトラ	30（超不安定）	25
高	65	35
中	80	40
低	90	40

プリセット	フレーム生成 ON	フレーム生成 OFF
ウルトラ	70	45
高	105	55
中	110	60
低	115	65

これまでの結果から、RTX 4060 Tiで60fps以上の快適プレイを目指すなら、以下の設定であれば大丈夫そうです。

もしフレーム生成をOFFにしてプレイしたい場合は、多少のフレームレート低下を許容できるのであれば、プリセット「中」ならギリギリプレイ可能だと思います。

また、プリセット「ウルトラ」でプレイしていたところ、VRAMが足りていないのが原因だと思いますが3回ぐらいクラッシュしました。

2025/02 ベンチマーク

プリセット	フレーム生成 ON	フレーム生成 OFF
高	127	76
中	141	79

ベンチマークv1.00で測定したところ、フレーム生成「ON」、プリセット「高」、アップスケーリングモード「バランス」だと平均127fpsという結果になりました。

フレーム生成「OFF」の測定結果は、平均値だとほぼ変わらないのような結果になりましたが、プリセット「高」は草原などのゴチャゴチャしている場面だと60fps以下になっていました。プリセット「中」であれば街中を除けば、ほぼ60fps以上で動作していました。

だた、このベンチマークは処理負荷が少なめのシーンが多いと思うので、実際のプレイではもう少し低い値になると思った方がいいですね。

おわりに

今回初めて「フレーム生成」を体験したのですが、良いところもあれば気になるところもありました。
良いところは、もちろんfpsが60以上になるのでヌルヌル映像になることですね！
気になったところは、fpsがガクッと下がるような高負荷な場面で画面を素早く動かすと、まれにティアリングやゴムバンド現象のような感じで映像が乱れたように見えました。映像を無理に補完しようとしている影響でしょうか。気になったのは街中ぐらいだったので問題はないですけど。

とにかくこれで友人とモンハンワイルズがプレイできる環境が整ったのであとは発売を待つだけです！

グラボが値上がりするような予感がして急いで購入しましたが、先は分からないので気になったらちょくちょくチェックしていた方が良いですね。