最近、子供がタブレットをよく使うようになって取り合いになったり、使い方が荒々しくて画面を割りそうなので、Amazon PrimeセールでFire HD 8 Plus(2020)が6000円ぐらいだったので購入しました。6000円なら壊れても心のダメージは少ないです。
価格が安いので大したことないのだろうと思っていましたが、電子書籍や動画など軽いアプリを動かすぐらいなら普通に使えるAndroidタブレットで驚きました。
ただ、自分用として使ってみるとちょっと物足りなく、気になるところがちらほらありました。
Fire HDについて
レビューが沢山あるので多くは語りませんが、Amazon専用にカスタマイズされたAndroid端末で、Amazonに取り込むためだと思いますが価格が異常に安いです。
アプリのインストールはAmazonアプリストアを使うことになり、Google Playストアと同じアプリがあるわけではないので購入前にアプリの確認はした方が良いと思います。
一応非公式でGoogle Play ストアを比較的簡単に入れることができます。
Fire HD 8(2020)の気になるところ
不満とまでは言いませんが気になるところは大まかに4つです。
- 動作が少しもたつく
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ブラウジングしていると少しだけもたつきを感じます。画面を上下にグリグリ動かすとよく分かりますが、ワンテンポ遅れて画面が付いてきます。
- 画面が荒い
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Fire HD 8 は解像度が1280 x 800なので画面を注視すると荒く感じます。
- ロック解除に指紋認証がない
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ロック機能を使わない作戦でいけば解決しますが、自宅で使用すると言えどやっぱりセキュリティは大事です。
Fire HD はどの機種も指紋認証がないので、毎回PINコードをポチポチ打たなくてはなりません。たった4つの数字を入れるだけなのに結構不便に感じます。
ついでにパターンによるロック解除もないです。 - 「戻る」が画面下のボタンのみ
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これはAndroidバージョンが9のため仕方ないですが、ジェスチャーによる「戻る」操作に慣れていると不便です。
上記で特に気になるのは、動作が少しもたつくこと、そして画面が荒いことです。
安いので仕方ない部分はありますが、先にスペックをしっかり見ておけば、少しだけお金を足してFire HD 10(2021)を購入していた可能性が非常に高いです。
スペックを抜粋した内容が以下です。Amazon公式のスペック表はこちら。
Fire HD 8 (2020) | Fire HD 10 (2021) | |
---|---|---|
画面サイズ | 8インチ | 10.1インチ |
解像度 | 1280 x 800 IPS | 1920x1200 IPS |
HDサポート | HD解像度 | フルHDディスプレイ |
ストレージ | 32GB/64GB | 32GB/64GB |
CPU | MediaTek MT8168 | MediaTek MT8183 |
RAM | 2GB(標準バージョン) 3GB(Plusバージョン) | 3GB/4GB |
重さ | 355g | 465g |
Android バージョン | Android 9 | Android 9 |
Antutu CPUスコア | 約30,000 | 約60,000 |
Antutuスコアはこちらのサイトを参考にしました。
詳しい方ならこのスペックを見てFire HD 10(2021)を選ぶと思いますが、Fire HD 10(2021)の解像度はフルHD、そしてCPUスコアが2倍違います…。
個人的には動画を見ているとやっぱりHD画質は結構気になるので、+5,000円して11,000円でFireHD 10(2021)を購入していれば良かったかなぁと思った次第です。(子供は気にしてないですが…)
おわりに
Fire HD を初めて使いましたが、動画やブラウジングぐらいなら変な中華タブレットよりこちらを購入したほうがいいと思います。
ただし標準ではGoogle Play ストアが使用できないことに注意が必要です。非公式な方法でインストールは可能なので参考サイトを見るなりで頑張るしかないです。
もしGoogle Play ストアを入れるならアプリの自動更新をOFFにしたほうがいいです。
順を追って説明すると、Google PlayストアとAmazonアプリストアはアプリ管理ソフトです。このアプリ管理ソフトは、アプリの更新があると自動的にアップデートを行ってくれる優れものですが、アプリ管理ソフトが2つある状態になるためアプリのアップデートで問題が発生します。
例えば「Kindleアプリ」に更新があると、両管理ソフトでアプリの自動アップデートがされてしまいます。
このアップデートの何が問題かと言うと、Amazonアプリストア側の「Kindleアプリ」はFire HD用にカスタマイズされているので、Google Playストア側で更新されてしまうと「Kindleアプリ」が起動しなくなったり、最悪の場合端末が変になるそうです。
なのでAmazon系アプリを自動更新させないようにするため、Google Playストア側のアプリの自動更新は確実にOFFにしたほうがいいです。
話が少し逸れましたが、使用用途がはっきりしていて、タブレットを置いて使うのであればFire HD 10(2021)は選択肢に入れていい端末だと思います。
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